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CWの『クローリー伝』。サマセット・モームは小説『魔術師』でクローリーをモデルにしたが、CWもその人間性への関心から、小説『形而上学者の性日記』では、カニンガムという名前の人物がクローリーをモデルにしている。性的な儀式をしてそれがマスコミに報道されて、主人公のソームはロンドンから追放される、という話だ。魔術的なパワーを持っているが、自己宣伝をしようとしてスキャンダルを起こしてしまうというタイプ。クローリーの略歴については「魔術人名録目次」の項目アレイスター・クロウリーを参照。 クローリーは1875年10月12日生まれ。ケンブリッジ大学へ入学したエリート。登山家としても活躍。エリファス・レヴィの生まれ変わりがクローリーだと自分で考えていた。CWの見解では、才能はあるが、人間性の洞察は二流であり、哲学的思索は中途半端、唯一好んでいたのがセックスだった。晩年はセックス宗教を発案して、異端的人物となる。クローリーはヒッピー世代にその自由奔放な思想から再評価されることになる。 CWはラヴクラフトの怪奇小説に現われる怪物や悪魔的存在とクローリーが呼び出した魔人や悪魔が極めて似たものであると指摘している。CWの考えでは、ユングのアクティブ・イマジネーションの方法に近いものをクローリーが考えていた。 クローリー関係の人々をまとめておくと、こんな人達がいる。 チャールズ・キャメル ケネス・グラント モンタギュー・サマーズ……クローリーの知人のオカルティスト。 イズラエル・イリガールディ……クローリーに関する著書がある。クローリーの秘書。 マクレガー・メイザース……「黄金の夜明け」教団の団長で、クローリーの友人。後に、決裂。 クローリーの著作には、『ムーン・チャイルド』、『麻薬中毒者の日記』、『掟の本』、自伝『告白』などがある。その多くは日本では入手困難になっていて、オークションでも人気がある。サイモンズの『大いなる獣』はクローリー伝。 by taxi1729 | 2004-06-23 22:35 | CW読書室
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